ネーミングセンスがほしい

ho-book2005-07-29

ぼくは勉強ができない」 山田詠美

17歳の時田秀美はサッカー好きの高校生。勉強はできないが女性にはよくもてる。ショット・バーで働く年上の桃子さんと熱愛中。母親と祖父は秀美に理解があるけれど、学校はどこか居心地が悪いのだ。この窮屈さはいったい何なんだ! 凛々しい秀美が活躍する元気溌剌な高校生小説。(文庫裏より)

一言で言ってしまえば青春小説なのかもしれないが、違う気もする。短編集なのだけれどもすごく読みやすく、普段活字が苦手な人でも読めるのとおもう。何より秀美のあっさりとしているが核心を突く台詞は読んでいてすがすがしい。それになによりこの作品はタイトルがすごいとおもう「ぼくは勉強ができない」ストレートですごくわかりやすいタイトルだ。世間は夏休みに入っているが、暇な人は一度読んでほしい。ナツイチなどで店頭にも並んでいるがブックオフにでもいけば100円で売っている。(というかネットだと1円から売ってるじゃないか!?)